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中国、ジカ熱感染公表せず 専門家が指摘

2016年06月19日

【新唐人2016年6月19日】

 

中国では6月までに国外でジカ熱に感染したケースが21件報告されています。しかし、中国の著名な防疫問題専門家・鐘南山氏は15日、ベネズエラから帰国した350人の血液検査を行ったところ6人がジカ熱に感染していたと明らかにしました。いずれも陰性で発症はなく、政府発表は行われていません。

 

講演のため香港を訪れた鐘南山・広州医科大学呼吸器疾病主任がメディアに明らかにしたところでは、自身が行った研究の一環で、ジカ熱の陰性ウイルス保持者が見つかったそうです。

 

鐘南山・広州医科大学呼吸器疾病主任

「今年2月と3月に中国でジカ熱感染者が見つかりました。広東省恩平でベネズエラから帰国した中国人350人に症状は見られなかったが、血液検査を行ったところ、そのうち6人がウイルスを保持しているのが認められました」。

 

6人はみなベネズエラへ戻りました。

 

ジカ熱が人から人へ感染するのはまだ不明ですが、ウイルス保持者の追跡調査を行う必要があると、鐘氏は述べました。

 

鐘南山・広州医科大学呼吸器疾病主任

「ウイルス保持者を追跡調査し、ウイルスがどのように変化していくのか、いつ消えるのか、あるいは人に感染するのか、調査することが重要です」。

 

鐘氏は、リオオリンピックでジカ熱感染が増加、拡散するのを憂えています。

 

端午節(6月9日)前に香港では鳥インフルエンザA・H7N9ウイルスが発見され、家禽が大量に処分されました。鐘氏は、ウイルス感染を招くため、家禽を買ってきて家で調理しないようにと警告します。また、家禽集中解体場を設置すべきだが、検証の時間が必要だとも述べました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/06/16/a1271491.html(中国語)

(翻訳/白白 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

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